カテゴリ:●ピノコ’Sストーリー( 13 )
黒いダイヤ
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「今からダイナマイトを爆破させまーっす!」
と言われた、まさにそのときだった。

うわぁっっっ!
私の目の前がグラッと傾いた。
ザザザザザーッツ!!

某炭鉱の坑内に入るツアーに参加していた私は、
地底の坑内でダイナマイトを扱う説明を受けていた矢先、
急勾配の傾斜を勢い良く滑り落ちていった。

「きゃあああ〜っ!!」
薄暗い坑内に何事かと他の客のおばちゃんたちの悲鳴が響く。

「だいじょうぶですかぁっ!!あぶないですよぉっ!!」
遠き前方の方から説明をしてくださってた炭鉱マンの方の声。

いっせいにみんなの目が私に注がれる。
痛い足をこらえ起き上がり、精一杯声をだした。
「すみませんっ!!ひとり相撲ですぅ!!」

とたんに場内にどっとみんなの笑い声が沸き上がった。
へへへへへ。
私も力なく笑うしかなかった。
ピノコは、携帯カメラをかざし上をぐるぐる見回していたら、
足元の砂利、いや石炭に足をとられて滑ってしまったのだ。

ようやくトロッコに乗って地上にでると、
一緒に参加していた兄が近づいてきて、こう言った。

「さすが、オレの妹!!
みんな緊張していた雰囲気を、一発でくずすなんて、
わが妹ながら、すげえハイテクニック〜。
あれでみんな一気に場が和んだよね!
帰りのバスの中なんか知らない人同士しゃべりだしたもんね。」

だと・・・。
写真の石炭(別名、黒いダイヤという名をもつ)は、
こんな体験をしてピノコがつかみとった栄光の証である。
(ほんとは、ツアーに参加したらみんなおみやげにもらえます)


<余談>
その炭鉱は、今は海外の技術者たちを呼んで、
または海外へ出向いて、技術を伝えている活動を行っている。
実務でやってきた炭鉱マンの方が、
「いつか石油がなくなったとき、また石炭の時代がやってくる。
そのとき残念ながら私たちはもういません。
そうなったときに、今度は今技術を伝えている海外の技術者たちから
われわれ日本が技術援助してもらえるように、、、
そう願いながら活動をしています。」
と言われた言葉が胸に強く残った。
私たちは、石炭によって大きく支えられていた日本の時代が
あったことを忘れてはいけない、と強く感じた。



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by pinoco_m | 2008-08-18 20:07 | ●ピノコ’Sストーリー
我が家のいたずらっ子
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あ!今日もいたね、おちゃめさん。

なんだかフリフリフリルの帽子から
お顔をのぞかせてるかわいい赤ちゃんにみえない?

まーたまたぁ、ピノコそんなことしてぇ、、、
と、みなさんお思いでしょう。

ざぁんねんでしたぁ☆
これはピノコではなく、ピノコの母の仕業なのだ。

コーヒーを入れた後のコーヒーがらは、脱臭効果があるとのことで
我が家では灰皿に入れたり、このようにしてお部屋に置いたりしている。
以前は、ぐるぐるうずまき模様が描かれていたが、
ある時ふとのぞくと・・・

ん?なんだこりゃ。
ニッコリスマイルが!!

気のせいかと思い、私が再度ぐるぐるうずまき模様を描いたのだが、
数日後またしても ニッコリスマイルが!!
どうやら、母の秘かな楽しみごとらしい。

母は誰にも気付かれてないと思っているようなので、
ピノコも知らないフリをしてあげている。


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by pinoco_m | 2008-08-16 16:33 | ●ピノコ’Sストーリー
アイスコーヒーできたわよ〜
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アイスコーヒーできたわよ〜
はぁーいっ
どんなにお外で遊びに夢中になってても、
母親のこのひと声で、すぐさま家にかけ戻ったものだ。

今では当たり前のコンビニやオシャレなカフェなど近くになかった頃。
子供の頃に母親が作ってくれるアイスコーヒーは
とってもおいしくて夏の楽しみのひとつだった。
たっぷりの牛乳とお砂糖多めの甘くておいしいアイスコーヒー。
日頃、コーヒーは子供の成長発育に良くないということで、
飲ませてもらえなかっただけに、
我が家に夏だけ限定で登場するアイスコーヒーは格別だった。

飲み方にも私流のこだわりがあった。
ストローで吸う前に、ストローで強く息を吹き込むのだ。
途端に、ぶくぶくぶくぶく〜っ!!
ものすごい泡が面白いようにもこもこと吹き出してくるのだ。
それをやると必ず親から怒られるのであったが、
怒られても怒られても面白くてやめられなかった。
今となっては懐かしい思い出だ。

まあ、お店でアイスコーヒーを注文して、この状態ででてきたら
まず腰を抜かすのは、私に違いない。


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        ※よい子のみんなは、まねしちゃだめだヨ☆



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by pinoco_m | 2008-08-06 16:21 | ●ピノコ’Sストーリー
ゴメンナサイ
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ゴメンナサイ。
誰かに謝られた気がした。

振り向くと、扇風機がうなだれていた。
ぎょっとした。
時刻は夜中の1時すぎをまわっていた。
台所で新聞を見ていたときのことだった。

え?え?なんで謝るの?
君はなんにも悪くなんか・・・
心の中で言いかけて、ハッと今日のことを思い出した。

昼間、母から怒られていたのを私は見ていた。
もぉ!この扇風機、勝手にタイマーになって止まっちゃうじゃない。
どおなってんの?

そして夜も父から怒られていた。
タイマーなんかしてないのに何で止まるんだっ!
タイマーもいうこときかないのか。

そうだったのかい。君はそれを気にしてたのかい。
扇風機が急に愛おしくなった。
いいんだよ。君はよくがんばってるじゃないか。

この扇風機、ピノコが生まれた年に我が家にやってきたと聞いた。
かれこれ数十年、我が家で唯一ピノコと同級生なのである。
言ってみれば、同じ屋根の下で苦楽を共にしてきたのだ。

だから、だからお願い。
これからも我が家にさわやかな風を送り続けておくれ。
ちょっとぐらい調子悪いときだってあるさ。
君が役目を終えて去っていくのは寂しすぎる。
いつもそこにいてくれることを当たり前に思っていた。
はじめて扇風機の気持ちを知った夜だった。

翌朝、ふと扇風機に目をやると、
何事もなかったかのように、上を向いてさわやかに風を吹かせていた。
私はフッと安心して、会社へと出勤したのであった。


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by pinoco_m | 2008-07-15 18:02 | ●ピノコ’Sストーリー
ある日の業務連絡
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会社の後輩のK君は、仕事でお取り込み中だった。
私は先に帰社するので、一応持ち場を離れるため、
携帯メールをすることにした。

が、「お先に失礼します」ではフツーで面白みに欠ける。
ここは、ピノコ。

>>今から、ジャックと敵のアジトへ潜入する。
  無事任務が終了したら、明日時計塔の下でおちあおう。じゃ!

するとK君から次のようなメール。

>>こちら、向かいのビルからテロリストのリーダーに
  狙撃兵が照準を合わせて待機中。
  そちらの突入を合図に作戦を開始する。

ス、スゴすぎる!!これを機にピノコが暴走することに。
実はピノコ、海外TVドラマ24(TWENTY FOUR)の熱血ファン。
彼はそれをふまえてちゃんとうちあってくれる心やさしい青年なのだ。

>>全員に告ぐ!!コードF8!(※カメラの絞り値が作戦実行の合図)

>>ラジャー。コードF8!作戦開始!

この後数日間、このような過激な内容の業務連絡が延々と続いたことは
言うまでもない。(というかK君が無理矢理つきあわされるはめになった)
もしたまたま事件に巻き込まれて、携帯メールの履歴を警察からみられたら・・・
たちまち、国家のブラックリストにのって疑われるに違いない。
証拠を残さぬよう、履歴を消去するK君であった。

しかし、しばらくはTVの影響に感化されてるピノコさんを見るたびに、
K君の憂鬱は続くのであった・・・。



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by pinoco_m | 2008-07-11 18:31 | ●ピノコ’Sストーリー
イチ、二ィ、サーンッ!!
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今日の病院先での1コマ:ピノコのお薬引換券、なんとイチ、二ィ、サーンッ!!

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採血待合い室番号:なんと3がいっぱーいっ!!


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最近、3の数字に反応してしまう自分に、いささか困惑している。
某お笑い芸人の影響ダ。

会社でも、カウントする機会があると、サーンッ!なんて語尾を上げて言いながら
一人で喜んで笑っている。
すると、後輩のK君から
「ピノコさんは、家でもそんなこと言ってるのですか?」
と訊かれた。

「言うわけないじゃないっ。
 K君が喜ぶと思って言ってるのに。」

「ボクゥ・・・、正直もう聞き飽きました。」

ええっ!!
K君よ・・・、そうだったのか。
ピノコはそう言われて初めて気が付いた。

まるでこれじゃあ、ウケないギャグを連発するオジさんと同じではないか。
(世のおじさま方、ご無礼をお許しください)
少しでも、職場の雰囲気が和むと思ってやってたのに。
(いや、一人で喜んでただけ)
ああ、悲しきかなピエロ。

き、気をつけなきゃ!!
後輩K君の一言に、我に返る瞬間であった・・・。


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by pinoco_m | 2008-07-07 19:34 | ●ピノコ’Sストーリー
ピノコとパピコ/思い出のお菓子3部作ついに完結!!
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チューチューパピコ!!
パキッと割ってあなたと半分こっ☆

チューチューパピコ!!
しあわせもあなたと半分こっ☆


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今日はピノコとパピコのお話である。
パピコとは、菓子メーカーグリコ社が製造するアイス菓子の名称で、
昭和40年代から50年代に幼少期をお過ごしの皆様にはご記憶のことと思う。

この菓子、昔はホワイトサワー味が主流だったが、今はチョココーヒー味が
主流となり、残念なことにホワイトサワー味は消えてしまった。
最近ではマンゴー味?なるものが登場してるのを知った。

私の中でパピコというと、白いパピコ(ホワイトサワー味)である。
実は、かれこれ十数年来、この白いパピコを秘かに探し求め続けてきた。
白いパピコみたよという情報を入手すると、そのお店まで行ってみた。
が、未だに出会えたことはなかった。

ところが・・・
この記事を書くにあたり、写真はチョココーヒー味で仕方ないか、
と思ってた矢先だった。
なんと、発売されたのである!!幻の白いパピコがっ!!
正直驚いた。不思議な縁を感じた。
これが縁というものか。(ちょっと使いどころが違う?)

暑い夏、パピコがあればなんにもいらない、と思ったあの頃。
パピコがあれば、それでじゅうぶんしあわせだった。
パピコがあれば、けんかも仲直りできた。
ピノコとパピコ。
さわやかな白い夏の思い出・・・。

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by pinoco_m | 2008-06-27 18:00 | ●ピノコ’Sストーリー
ベビースターはビッグスター☆
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私がこよなく愛するお菓子のひとつに、
ベビースターラーメンがある。
大きくなっても時々食べると、やっぱりおいしい☆

しかしある時、母親から
「いい年した大人が子供の菓子を食べるのやめなさい!」
と注意された。
「別に大人も食べていいんだよ」
というと、母いわく・・・

この菓子は、夫婦共働きで帰りが遅い母親を待てずに、
腹をすかせた子供たちが、カップめんを食べたいがために
お湯を沸かし、火事や事故につながりかねない状況を危惧して、
安心してかつ安全に子供たちが食べれるおやつを、
ということで開発されたのだそうだ。
だから子供のための菓子なのだ。

本当かウソか分からない。(母親の作り話かもしれない)
しかし、そのメーカー開発者たちの熱き想いに、
深い感銘を受けた私は、食べるのをやめるどころか
ますますこの菓子が愛おしくなったのであった・・・。


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by pinoco_m | 2008-06-26 18:02 | ●ピノコ’Sストーリー
ボンタンアメ争奪戦
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小さい頃住んでいた家のお隣には、
もの静かでやさしいおばちゃんがいて、
回覧板をお届けすると、いつもボンタンアメをくれた。
けして多くを会話した記憶はないが、玄関先に現れると優しい笑顔で迎え、
必ずボンタンアメを一箱小さな手に握らせてくれた。

そんなわけで、いかに母親から回覧板をゲットしてお隣へお届けし、
ボンタンアメをもらうかが、この頃の兄妹のテーマであった。
時にはボクがいく!!私がいく!!と回覧板の奪い合いになり、
ケンカして怒られ二人で持っていくことも。。。

そんなときでもおばちゃんは、ちゃんと二人に一箱ずつくれた。
ボンタンアメをお口の中で大切にころがしながら、
回覧板が毎日きてくれたらいいのに!、と思ったものだ。

ボンタンアメを食べると思い出す、あの頃の懐かしい思い出・・・。


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by pinoco_m | 2008-06-25 17:59 | ●ピノコ’Sストーリー
お手伝い Part2
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小さい頃のお手伝い。
洗濯物が上手にたためるようになったと思いきや・・・

ある日、別の部屋で母が洗濯物をたたみ直してる光景を目のあたりに。
自分がたたんだ洗濯物、た、たたみなおしてる〜・・・!!
それは小さい子供ながら、いっちょまえにショックな光景。

半べそかく自分に母は、
ちがうの、たたみなおしたのは、これだけ。
お母さんが落っことしちゃったのよ、なぁんて言ってくれたっけ。

思えば、タオルは上手にたためても、大人もののワイシャツや
ブラウスって最初は難しいもの。
きっとぐちゃぐちゃなたたみ方だったに違いない。
時々、別の部屋でそっとたたみ直してくれてたんだろうなぁ・・・。


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by pinoco_m | 2008-06-21 22:05 | ●ピノコ’Sストーリー