黒いダイヤ
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「今からダイナマイトを爆破させまーっす!」
と言われた、まさにそのときだった。

うわぁっっっ!
私の目の前がグラッと傾いた。
ザザザザザーッツ!!

某炭鉱の坑内に入るツアーに参加していた私は、
地底の坑内でダイナマイトを扱う説明を受けていた矢先、
急勾配の傾斜を勢い良く滑り落ちていった。

「きゃあああ〜っ!!」
薄暗い坑内に何事かと他の客のおばちゃんたちの悲鳴が響く。

「だいじょうぶですかぁっ!!あぶないですよぉっ!!」
遠き前方の方から説明をしてくださってた炭鉱マンの方の声。

いっせいにみんなの目が私に注がれる。
痛い足をこらえ起き上がり、精一杯声をだした。
「すみませんっ!!ひとり相撲ですぅ!!」

とたんに場内にどっとみんなの笑い声が沸き上がった。
へへへへへ。
私も力なく笑うしかなかった。
ピノコは、携帯カメラをかざし上をぐるぐる見回していたら、
足元の砂利、いや石炭に足をとられて滑ってしまったのだ。

ようやくトロッコに乗って地上にでると、
一緒に参加していた兄が近づいてきて、こう言った。

「さすが、オレの妹!!
みんな緊張していた雰囲気を、一発でくずすなんて、
わが妹ながら、すげえハイテクニック〜。
あれでみんな一気に場が和んだよね!
帰りのバスの中なんか知らない人同士しゃべりだしたもんね。」

だと・・・。
写真の石炭(別名、黒いダイヤという名をもつ)は、
こんな体験をしてピノコがつかみとった栄光の証である。
(ほんとは、ツアーに参加したらみんなおみやげにもらえます)


<余談>
その炭鉱は、今は海外の技術者たちを呼んで、
または海外へ出向いて、技術を伝えている活動を行っている。
実務でやってきた炭鉱マンの方が、
「いつか石油がなくなったとき、また石炭の時代がやってくる。
そのとき残念ながら私たちはもういません。
そうなったときに、今度は今技術を伝えている海外の技術者たちから
われわれ日本が技術援助してもらえるように、、、
そう願いながら活動をしています。」
と言われた言葉が胸に強く残った。
私たちは、石炭によって大きく支えられていた日本の時代が
あったことを忘れてはいけない、と強く感じた。



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by pinoco_m | 2008-08-18 20:07 | ●ピノコ’Sストーリー
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