猛特訓!!
鳥のひなが落ちていたからといって
むやみに手をだしてはいけないことが、ある。

それを知ることになったのは、ある昼下がりの午後。
道ばたのど真ん中に何か黒いものが落ちている。
ちょうど三叉路で、走ってる車を止め降りてみると、
それは鳥のひなだった。

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ヒヨドリのひなだろうか。
親を探し求めピーピー鳴いている。
こんな側溝のふたの上で、しかも道のど真ん中。
車にすぐひかれてしまうではないか!!
こともあろうに、止めた私の車のタイヤに身を寄せた。

うーん。。。
巣から落ちたのか?
ケガして飛べないのか?
どこか安全な場所に移そうか?
動物保護センターに持ち込もうか?
拾って帰ろうか?

と思案に暮れてた、そのとき。
キィーキィーと近くで親らしき鳥の声が!
危険を察知してひなを誘導してるのだ。

ピーピーさらに鳴きまくり親を求めるが、
親は来てくれない。
親は自力でここまでおいでと言ってるようだ。
私は静かに固唾をのむ。
と、意を決してひなが、道挟んだ向こう側の薮へ飛び立った!!
カメラを担いで私も現場へ向かう!!


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おーいおいおい・・・。
ピ、ピヨ吉よ〜(ピノコが勝手ながら命名)、
薮に勢いよく突っ込んだと思ったら、なんとこのありさま。
ツツジの数々の小枝に埋もれて、でられずもがいている。

ぶ、ぷぷぷ〜っ、笑。なんともぶざまだ。
いやいや、笑っちゃいけない。
誰しもこの道を通ってきたはず。

私は、補助車をはずした状態で自転車に乗れるように
父親から特訓してもらった日のことを思い出した。
何度も何度も転ぶ私を、遠くから呆れながらもしかと見守る父親。
ピヨ吉は今、その時なのだ!


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もがきにもがいて、ついに脱出!!
飛び立った先をさらに追いかけると、今度は見事着地に成功☆
いいぞ、ピヨ吉。
さまになってるではないか。
この後、さらに親の声に導かれながら、
ピヨ吉はてんてんと段階を踏みながら飛んでいき、
どこかへと姿を消していったのである。

私は、この親鳥の特訓法に心を打たれた。
それは厳しい猛特訓でありながら、愛に満ちあふれていた。
これから生きていく術を見事に教えているのだ。
ふらっと出くわした私が、余計なことしなくてほんとによかった。
人間が手をだしてはいけないことがあると、まざまざと突きつけられた。

がんばれ、ピヨ吉!!強くなれよ。



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by pinoco_m | 2008-08-09 18:23 | ●ピノコのピッ
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